JSONの構文エラーを見つけて修正する方法
JSONで起きやすい引用符、カンマ、キー、数値のエラーを切り分け、安全に修正する手順を解説します。
公開日: 2026-08-03 · 更新日: 2026-08-03
JSONエラーを直す前に
JSONは見た目がJavaScriptのオブジェクトに似ていますが、使える構文はより限定されています。値にはオブジェクト、配列、文字列、数値、true、false、nullを使えます。キーと文字列はダブルクォートで囲み、項目間だけをカンマで区切ります。
修正を始める前に元データを別に残してください。エラー表示の位置だけを直そうとして、データの意味まで変えてしまう事故を防げます。
よくある構文エラー
末尾のカンマ
最後の項目の後ろにはカンマを置けません。
{
"name": "App Museum",
"public": true,
}
この例では true の後ろのカンマを削除します。配列の最後でも同じです。
シングルクォートと引用符のないキー
次の書き方はJavaScriptでは使える場合がありますが、JSONでは無効です。
{ name: 'App Museum' }
正しいJSONは {"name":"App Museum"} です。キーと文字列の両方をダブルクォートで囲みます。
閉じ括弧やカンマの不足
エラーが示す位置は「解析を続けられなくなった場所」であり、原因そのものとは限りません。一つ前の行にカンマがない、文字列の閉じる引用符がない、} と ] を取り違えている、といった点を先に確認します。
数値として扱えない表記
JSONの数値では先頭の +、NaN、Infinity、不要な先頭ゼロを使えません。識別子や郵便番号のように計算しない値は、数値ではなく文字列として表現する方が安全です。
安全な修正手順
- 元データをコピーして保存します。
- JSON整形アプリへ貼り付け、最初のエラー位置を確認します。
- エラー位置の直前にある引用符、カンマ、括弧を確認します。
- 一度に一か所だけ修正して、再び検証します。
- 整形に成功したら、元データと値を見比べます。
複数のエラーがある場合、最初のエラーを直すまで後続の位置は正確に判定できないことがあります。一括置換より、先頭から一件ずつ直す方が安全です。
構文が正しくても確認したいこと
同じオブジェクト内で同名のキーを繰り返すJSONは、構文解析に成功する場合があります。しかし、どの値を採用するかは実装によって異なる可能性があります。同名キーは一つに整理してください。
また、整形は構文を読みやすくする処理であり、APIが要求する項目名、値の型、必須項目まで保証するものではありません。整形後も、利用先の仕様と照合する必要があります。
参考資料
このガイドで使えるアプリ
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