サブネット計算ツール(IPv4・CIDR)
IPアドレスとプレフィックス長(/24 など)またはサブネットマスクから、ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・ホストに使える範囲と台数・ワイルドカードマスクを計算します。必要なホスト数からプレフィックス長を決めることや、ネットワークを同じ大きさのサブネットに分割した一覧を出すこともできます。2進数での表記と、プライベートアドレスかどうかも表示します。
192.168.1.10/24 のように、後ろに「/プレフィックス長」か「/サブネットマスク」を付けて入力できます
つなぐ機器の数を入力すると、その数が入るいちばん小さいネットワークを表示します。空のままでもかまいません
192.168.1.10 が属するネットワーク
- 入力したアドレス
- 192.168.1.10
- 2進数 11000000 10101000 00000001 00001010
- サブネットマスク
- 255.255.255.0
- 2進数 11111111 11111111 11111111 00000000
- ワイルドカードマスク
- 0.0.0.255
- 2進数 00000000 00000000 00000000 11111111
- ネットワークアドレス
- 192.168.1.0
- 2進数 11000000 10101000 00000001 00000000
- ブロードキャストアドレス
- 192.168.1.255
- 2進数 11000000 10101000 00000001 11111111
- ホストに使える範囲
- 192.168.1.1 〜 192.168.1.254
- ホストに使えるアドレス数
- 254
- アドレスの総数
- 256
- アドレスの種類
- プライベートアドレス
- クラス
- クラスC
太字の先頭24ビットがネットワーク部、残りの8ビットがホスト部です
このネットワークを、同じ大きさのサブネットに分けます。分けたあとのプレフィックス長を選んでください
使い方
- 「IPアドレス」に、調べたい IPv4 アドレスを入力します。
192.168.1.10/24のように、後ろに「/プレフィックス長」を付けて入力できます - アドレスだけを入力したときは、「プレフィックス長(サブネットマスク)」で
/24(255.255.255.0)などを選びます - 下に、そのアドレスが属するネットワークと、次の内容が表示されます
- サブネットマスクとワイルドカードマスク
- ネットワークアドレスとブロードキャストアドレス
- ホストに使える範囲と、そのアドレス数
- アドレスの総数
- アドレスの種類(プライベートアドレス、グローバルアドレスなど)とクラス
- 入力したアドレス、サブネットマスク、ワイルドカードマスク、ネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスの2進数での表記。広い画面では10進数の右に、狭い画面では下に並び、ネットワーク部が太字、ホスト部が薄い色になります。ブロードキャストアドレスが「なし」のときは、2進数も出ません。広い画面では、ネットワーク部とホスト部の境目に縦線が引かれ、その上に
/24のようにプレフィックス長が出ます。/0と/32は32ビットの中に境目が無いので、縦線は出ません
ボタンを押す必要はありません。入力や選択を変えるたびに、結果がその場で変わります。ページを開いた時点では、例として 192.168.1.10/24 が入っています。
つなぐ機器の数からプレフィックス長を決めたいときは、「必要なホスト数からプレフィックス長を決める」に台数を入力します。くわしくは下の「必要なホスト数からプレフィックス長を決める」を見てください。
ネットワークを同じ大きさのサブネットに分けたいときは、結果の下の「サブネットに分割する」で、分けたあとのプレフィックス長を選びます。くわしくは下の「サブネットに分割する」を見てください。
「結果をコピー」を押すと、いちばん上のネットワークと、サブネットマスクからクラスまでの各項目が、1行ずつのテキストとしてクリップボードに入ります。入力したアドレスの行、2進数での表記、結果の下に出る補足の文は含まれません。
入力できる形式
192.168.1.10/24— アドレスとプレフィックス長(CIDR表記)192.168.1.10/255.255.255.0— アドレスとサブネットマスク192.168.1.10 255.255.255.0— 空白で区切ったアドレスとサブネットマスク192.168.1.10— アドレスだけ。プレフィックス長は下の選択欄のものを使います
プレフィックス長やサブネットマスクを入力欄に書いた場合は、そちらが優先され、選択欄もその値に変わります。その状態で選択欄を変えると、入力欄の /24 の部分が選んだ値に書き換わります。
全角の数字やピリオド(192.168.1.10/24)は、半角に直して読み取ります。
必要なホスト数からプレフィックス長を決める
「必要なホスト数からプレフィックス長を決める」に、ネットワークにつなぐ機器の数を入力すると、その数が入るいちばん小さいネットワークのプレフィックス長・サブネットマスク・ホストに使えるアドレス数が、欄の下に表示されます。
- 台数を入力します。
100と入力すると「100台が入るいちばん小さいネットワークは /25(255.255.255.128)です。ホストに使えるアドレスは126個です」と表示されます - その下の「/25 にする」を押すと、プレフィックス長が
/25に変わり、結果もそのネットワークのものに変わります。入力欄に192.168.1.10/24のようにプレフィックス長を書いていた場合は、その部分も/25に書き換わります
台数を入力しただけでは、結果は変わりません。ボタンを押したときに初めて、プレフィックス長が変わります。表示されたプレフィックス長がいま選んでいるものと同じ場合は、ボタンの代わりに「いまのプレフィックス長と同じです」と表示されます。
- 台数は、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除いた数で数えます。
254なら/24、255なら/23(510個)です - 1台と2台は、どちらも
/30(2個)になります。/31と/32は、ここでは表示しません。ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを取らない特別な大きさだからです - ルーター(デフォルトゲートウェイ)も1台として数えてください。パソコン 30台とルーター 1台なら
31と入力します。結果は/26(62個)です。30と入力すると/27(30個)になり、ルーターの分が足りません 1,000のような桁区切りのコンマと、全角の数字も読み取ります- 入力できるのは 1 から 4,294,967,294 までの整数です。4,294,967,294 は
/0でホストに使えるアドレスの数です
この欄は空のままでもかまいません。空のときは何も表示されず、計算結果にも影響しません。
サブネットに分割する
結果の下の「サブネットに分割する」で分けたあとのプレフィックス長を選ぶと、いまのネットワークを同じ大きさのサブネットに分けた一覧が表示されます。選択肢には、/26(4個・各62台) のように、分けたあとのプレフィックス長、できるサブネットの数、1つのサブネットでホストに使えるアドレス数が並びます。最初は「分割しない」になっています。
192.168.1.10/24 を /26 に分けると、「192.168.1.0/24 を /26 に分けると、4個のサブネットになります。各サブネットのホストに使えるアドレスは62個です。入力したアドレスは1番目の 192.168.1.0/26 にあります」という文と、次の表が表示されます。
番号 ネットワーク ホストに使える範囲 ブロードキャストアドレス
1 192.168.1.0/26 192.168.1.1 〜 192.168.1.62 192.168.1.63
2 192.168.1.64/26 192.168.1.65 〜 192.168.1.126 192.168.1.127
3 192.168.1.128/26 192.168.1.129 〜 192.168.1.190 192.168.1.191
4 192.168.1.192/26 192.168.1.193 〜 192.168.1.254 192.168.1.255
- 入力したアドレスを含むサブネットの行には「入力したアドレスを含む」と書き、地の色を変えます。2つのアドレスが同じサブネットに入るかを確かめるときにも使えます
- 分けられるのは、いまのプレフィックス長より 1〜16 ビット長いプレフィックス長までです。サブネットの数は最大で 65,536個(
/8を/24に分ける場合など)です。/32はこれ以上分けられないので、選択肢の代わりにその旨を表示します /31と/32に分けたときは、上の結果と同じく、ブロードキャストアドレスを「なし」とし、すべてのアドレスをホストに使える範囲に含めます- 表に並ぶのは最初の256個までです。それより多いときは、表の上にその旨を表示します。入力したアドレスを含むサブネットが257個目以降にあるときは、表の最後にそのサブネットを加えます。間を飛ばしたときは、「ここで50,944個を省略」のように飛ばした数を書いた行をはさみます。表に出した最後のサブネットより後ろにもサブネットがあるときは、表の最後に「この先の14,335個を省略」のような行を置きます
- 「一覧をコピー」を押すと、すべてのサブネットが、ネットワーク・最初のホスト・最後のホスト・ブロードキャストアドレスの4列をタブで区切ったテキストとしてクリップボードに入ります。1行目は列名です。表計算ソフトに貼り付けると、そのまま列に分かれます。表に出ていないサブネットも含みます
- いくつに分けるかは、プレフィックス長を変えても保たれます。
/26(4個)を選んだまま/24を/25に変えると、/27(4個)になります。分けたあとが/32を超えるときは、/32までに収まる数に減らします
具体例
192.168.1.10/24 を入力したときの結果です。
ネットワーク 192.168.1.0/24
サブネットマスク 255.255.255.0
ワイルドカードマスク 0.0.0.255
ネットワークアドレス 192.168.1.0
ブロードキャストアドレス 192.168.1.255
ホストに使える範囲 192.168.1.1 〜 192.168.1.254
ホストに使えるアドレス数 254
アドレスの総数 256
アドレスの種類 プライベートアドレス
クラス クラスC
区切りがオクテット(8ビット)の境目にない場合も、同じように計算します。
172.16.5.130/26→ ネットワークは172.16.5.128/26、ブロードキャストアドレスは172.16.5.191、ホストに使える範囲は172.16.5.129〜172.16.5.190(62個)10.1.2.3/20→ ネットワークは10.1.0.0/20、サブネットマスクは255.255.240.0、ブロードキャストアドレスは10.1.15.255、ホストに使えるアドレスは 4,094個192.168.1.10/30→ ネットワークは192.168.1.8/30、ホストに使える範囲は192.168.1.9〜192.168.1.10(2個)
計算のしかた
IPv4 アドレスは32ビットの数です。プレフィックス長は、そのうち先頭の何ビットがネットワークを表すか(ネットワーク部)を示します。残りのビットが、ネットワークの中の個々の機器を表すホスト部です。
- サブネットマスク: ネットワーク部のビットを 1、ホスト部のビットを 0 にした値です。
/24なら11111111.11111111.11111111.00000000、つまり255.255.255.0です - ネットワークアドレス: アドレスのホスト部をすべて 0 にした値です
- ブロードキャストアドレス: アドレスのホスト部をすべて 1 にした値です
- ホストに使える範囲: ネットワークアドレスの次から、ブロードキャストアドレスの1つ前までです
- アドレスの総数: 2 を「32 − プレフィックス長」回かけた数です。
/24なら 2の8乗で 256個です - ホストに使えるアドレス数: 総数から、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2個を引いた数です。
/24なら 254個です - ワイルドカードマスク: サブネットマスクの 0 と 1 を逆にした値です。ルーターのアクセスリストなどの設定で使います
/31 と /32
/31はアドレスが2個だけのネットワークです。2台を直接つなぐ回線で使うことが RFC 3021 で定められていて、2個とも機器に割り当てます。このアプリは、ブロードキャストアドレスを「なし」、ホストに使えるアドレス数を 2 と表示します/32は1個のアドレスだけを指します。ファイアウォールのルールや経路の設定で、1台だけを指定するときに使う書き方です。ホストに使えるアドレス数は 1 と表示します
プレフィックス長とサブネットマスクの早見表
/8 255.0.0.0 16,777,214
/12 255.240.0.0 1,048,574
/16 255.255.0.0 65,534
/20 255.255.240.0 4,094
/21 255.255.248.0 2,046
/22 255.255.252.0 1,022
/23 255.255.254.0 510
/24 255.255.255.0 254
/25 255.255.255.128 126
/26 255.255.255.192 62
/27 255.255.255.224 30
/28 255.255.255.240 14
/29 255.255.255.248 6
/30 255.255.255.252 2
右の数は、ホストに使えるアドレス数です。プレフィックス長が1つ大きくなるたびに、ネットワークの大きさは半分になります。
アドレスの種類とクラス
「アドレスの種類」は、入力したアドレスが、用途の決まった次の範囲に入っているかどうかを表示します。どれにも入らないアドレスは「グローバルアドレス」と表示します。
- プライベートアドレス:
10.0.0.0/8、172.16.0.0/12(172.16.0.0〜172.31.255.255)、192.168.0.0/16。家庭や社内のネットワークで自由に使える範囲です - 共有アドレス:
100.64.0.0/10。通信事業者が、利用者との間のネットワーク(キャリアグレードNAT)で使う範囲です - ループバックアドレス:
127.0.0.0/8。その機器自身を指します - リンクローカルアドレス:
169.254.0.0/16。DHCP でアドレスを取得できなかったときなどに、機器が自分で付けるアドレスです - 文書・例示用のアドレス:
192.0.2.0/24、198.51.100.0/24、203.0.113.0/24。説明書や記事の例に使うための範囲です - マルチキャストアドレス:
224.0.0.0/4 - 予約済み:
240.0.0.0/4。このうち255.255.255.255は「リミテッドブロードキャストアドレス」と表示します - そのほか、
0.0.0.0/8、192.0.0.0/24(IETFのプロトコル用)、198.18.0.0/15(ベンチマーク試験用)、192.88.99.0/24(IPv6 への移行に使われたリレー用。6to4 のリレーとしての利用は廃止されています)、特定のサービス用の192.31.196.0/24・192.175.48.0/24(AS112)と192.52.193.0/24(AMT)
種類は、入力したアドレスそのものについての判定です。10.0.0.0/7 のように、プライベートアドレスの範囲より広いネットワークを指定しても、入力したアドレスが 10.0.0.0/8 の中にあれば「プライベートアドレス」と表示します。
「クラス」は、アドレスの最初の数による昔の分類です。最初の数が 0〜127 ならクラスA、128〜191 ならクラスB、192〜223 ならクラスC、224〜239 ならクラスD、240〜255 ならクラスEです。いまのネットワークは、クラスに関係なくプレフィックス長で区切ります(CIDR)。資格試験の問題や古い資料を読むときの参考として表示しています。
2進数の表記と10進数の関係は、進数変換ツールで確かめられます。
エラーが表示されるとき
- IPv4アドレスは 192.168.1.10 のように… — ピリオドで区切った部分が4つでない場合や、数字以外の文字が入っている場合です。IPv6 アドレス(
2001:db8::1など)には対応していません - ピリオドで区切った各部分には、0〜255の数を… —
192.168.1.256のように、255 を超える数がある場合です - 各部分の先頭に 0 を付けずに… —
192.168.001.010のような書き方です。先頭の 0 を8進数の印として読むソフトウェアがあり、同じ文字列が別のアドレスを指すことがあるため、受け付けていません - プレフィックス長は 0〜32 の整数で… —
/33や/abc、/で終わっている場合です - サブネットマスクとして使えない値です —
255.255.0.255や255.255.255.100のように、2進数にしたとき 1 が先頭から途切れずに並んでいない値です。ワイルドカードマスク(0.0.0.255)を入力した場合もこのエラーになります
エラーの間、計算結果は表示されず、結果の欄には入力を促す案内だけが出ます。入力を直すと、エラーは消えて結果が表示されます。
FAQ
ホストに使えるアドレス数が、総数より2個少ないのはなぜですか?
ネットワークの最初のアドレス(ネットワークアドレス)はネットワークそのものを表し、最後のアドレス(ブロードキャストアドレス)はネットワーク内の全機器あての通信に使うので、どちらも機器には割り当てないためです。/24 なら、256個のうち 254個が機器に使えます。
実際に機器へ割り当てられる数は、表示のとおりですか?
表示しているのは、IPv4 の決まりの上で機器に使えるアドレスの数です。実際のネットワークでは、ルーター(デフォルトゲートウェイ)にも1個使います。クラウドサービスでは、さらに多くのアドレスをサービス側が使うことがあります。たとえば AWS の VPC では、サブネットごとに最初の4個と最後の1個、あわせて5個が予約されます。利用するサービスの資料で確かめてください。
必要な台数から、プレフィックス長を決めるには?
「必要なホスト数からプレフィックス長を決める」に台数を入力してください。その数が入るいちばん小さいネットワークのプレフィックス長が表示され、「/25 にする」のようなボタンで計算に使えます。50台なら /26(62個)、100台なら /25(126個)、500台なら /23(510個)です。上の早見表でも確かめられます。
必要なホスト数に 2 と入力したのに、/31 にならないのはなぜですか?
台数から決めるときは、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを取る、ふつうのサブネットだけを対象にしているためです。2台がちょうど入るのは /30 です。2台を直接つなぐ回線に /31 を使いたいときは、「プレフィックス長(サブネットマスク)」で /31 を選んでください。
2つのアドレスが同じネットワークにあるかを調べるには?
同じプレフィックス長で、それぞれのアドレスを入力し、表示されるネットワークを比べてください。192.168.1.10/26 は 192.168.1.0/26、192.168.1.100/26 は 192.168.1.64/26 になるので、この2つは別のネットワークです。
サブネットマスクからプレフィックス長を知りたいときは?
入力欄に 192.168.1.10/255.255.255.192 のようにサブネットマスクを付けて入力すると、結果のいちばん上に 192.168.1.0/26 のように CIDR 表記で表示され、選択欄も /26 に変わります。
ワイルドカードマスクは何に使いますか?
ルーターやスイッチのアクセスリスト、OSPF の設定などで、対象にするアドレスの範囲を指定するのに使います。サブネットマスクの 0 と 1 を逆にした値で、255.255.255.0 に対するワイルドカードマスクは 0.0.0.255 です。
IPv6 には対応していますか?
いいえ。計算できるのは IPv4 だけです。
ネットワークを複数のサブネットに分割する機能はありますか?
あります。結果の下の「サブネットに分割する」で分けたあとのプレフィックス長を選ぶと、同じ大きさのサブネットの一覧が表示されます。くわしくは上の「サブネットに分割する」を見てください。大きさの違うサブネットを組み合わせる分け方(VLSM)は計算できません。
入力した IP アドレスは保存されますか?
いいえ。計算はすべてブラウザの中で行われ、入力したアドレスや台数、選んだ分割が外部へ送られることも、保存されることもありません。ページを再読み込みすると、入力は消えて例の 192.168.1.10/24 に戻り、分割も「分割しない」に戻ります。
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