基礎代謝量計算ツール
性別・年齢・身長・体重から1日の基礎代謝量を計算し、身体活動レベル(低い・ふつう・高い)ごとの推定エネルギー必要量(消費カロリーの目安)と、目標体重を保つための目安も表示します。食事摂取基準2025の基礎代謝基準値、国立健康・栄養研究所の式、ハリス・ベネディクト式、ミフリン・セントジョー式、体脂肪率からのカッチ・マカードル式を並べて比べられます。
入れると、除脂肪体重から計算するカッチ・マカードル式も表示します。
入れると、その体重を保つための目安も表示します。
年齢・身長・体重を入力すると、ここに基礎代謝量が表示されます
使い方
- 「性別」で男性か女性を選びます(初期値は男性)。
- 「年齢」「身長」「体重」を入力します。身長と体重は小数第1位まで入力でき、全角の
170.5でも読み取ります。 - 「身体活動レベル」で、ふだんの生活に近いものを「低い」「ふつう」「高い」から選びます(初期値は「ふつう」)。
- 結果に、基礎代謝量(kcal/日)と、選んだ活動レベルでの1日の推定エネルギー必要量が表示されます。その下の「活動レベル別」に「低い」「ふつう」「高い」それぞれの推定エネルギー必要量が並び、選んでいるレベルが太字になります。さらにその下の表で、ほかの計算式による値も比べられます。
計算ボタンはありません。年齢・身長・体重がそろった時点で結果が出ます。体脂肪率を入れると、表に「カッチ・マカードル式」が加わります。「目標体重」を入れると、その体重になったときの基礎代謝量と推定エネルギー必要量(その体重を保つための目安)と、今の体重のときとの差が表示されます。「結果をコピー」で、入力した条件とすべての式の値を文字でコピーできます。
対象は18歳以上です。入力できる範囲は、年齢18〜120歳、身長100〜250cm、体重と目標体重20〜300kg、体脂肪率2〜70%です。
基礎代謝量とは
基礎代謝量は、目が覚めた状態で安静にしているときに、呼吸や体温の維持など生きていくために最低限使うエネルギーの量です。1日に使うエネルギーの多くを占め、体が大きいほど多く、年齢が上がるほど少なくなる傾向があります。
1日に実際に使うエネルギー(消費カロリー)は、基礎代謝量に、食事の消化・吸収に使う分(食事誘発性熱産生)と体を動かす分を加えたものです。このツールでは、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」と同じく、基礎代謝量に身体活動レベルを掛けて「推定エネルギー必要量」として表示します。
推定エネルギー必要量(kcal/日) = 基礎代謝量(kcal/日) × 身体活動レベル
計算式
大きく表示する基礎代謝量は、日本人の食事摂取基準(2025年版)の基礎代謝基準値に体重を掛けた値です。表には次の式の値を並べます。Wは体重(kg)、Hは身長(cm)、Aは年齢(歳)です。
- 基礎代謝基準値 × 体重(食事摂取基準2025): 性別と年齢区分ごとの「体重1kgあたりの基礎代謝量」に体重を掛けます
- 国立健康・栄養研究所の式(Ganpule ほか、2007年): 日本人の測定値から作られた式です
- ハリス・ベネディクト式(1919年の原式): 古くから世界で使われている式です
- ミフリン・セントジョー式(1990年): 海外の計算ツールで広く使われている式です
- カッチ・マカードル式: 体脂肪率から求めた除脂肪体重(体重から脂肪の重さを除いた分)だけを使う式です。体脂肪率を入れたときだけ表示します
国立健康・栄養研究所の式
男性 (0.0481W + 0.0234H − 0.0138A − 0.4235) × 1000 ÷ 4.186
女性 (0.0481W + 0.0234H − 0.0138A − 0.9708) × 1000 ÷ 4.186
ハリス・ベネディクト式
男性 66.4730 + 13.7516W + 5.0033H − 6.7550A
女性 655.0955 + 9.5634W + 1.8496H − 4.6756A
ミフリン・セントジョー式
男性 10W + 6.25H − 5A + 5
女性 10W + 6.25H − 5A − 161
カッチ・マカードル式
370 + 21.6 × W × (1 − 体脂肪率 ÷ 100)
国立健康・栄養研究所の式は、かっこの中が1日のエネルギーをMJ(メガジュール)で表した値で、1000 ÷ 4.186 を掛けてkcalに直します。
基礎代謝基準値(kcal/kg/日)は次のとおりです。
- 18〜29歳: 男性 23.7、女性 22.1
- 30〜49歳: 男性 22.5、女性 21.9
- 50〜64歳: 男性 21.8、女性 20.7
- 65〜74歳: 男性 21.6、女性 20.7
- 75歳以上: 男性 21.5、女性 20.7
結果の下には、同じ年齢区分の参照体重(その年代の体重の中央値)で計算した基礎代謝量を、食事摂取基準の表に載っている値のまま「参考」として表示します。
途中の計算は端数を出さずに行い、最後に1kcal単位で四捨五入します。推定エネルギー必要量も、四捨五入する前の基礎代謝量に身体活動レベルを掛けてから丸めるので、表示された基礎代謝量に掛けた値と1kcalずれることがあります。
身体活動レベル
身体活動レベルは、1日の総エネルギー消費量が基礎代謝量の何倍かを表す値です。食事誘発性熱産生の分もこの倍率に含まれます。日本人の食事摂取基準(2025年版)の値を使い、年齢区分によって次のように変わります。
- 18〜64歳: 低い 1.50、ふつう 1.75、高い 2.00
- 65〜74歳: 低い 1.50、ふつう 1.70、高い 1.90
- 75歳以上: 低い 1.40、ふつう 1.70(「高い」は示されていません)
75歳以上で「高い」を選ぶと、推定エネルギー必要量は「—」になり、その理由を表示します。
各レベルの目安は次のとおりです。
- 低い: 生活の大部分が座っていて、静かな活動が中心
- ふつう: 座り仕事が中心だが、職場内の移動や立ち仕事・接客、通勤や買い物の歩行、家事、軽いスポーツのいずれかを含む
- 高い: 移動や立ち仕事の多い仕事をしている、または余暇にスポーツなど活発な運動の習慣がある
具体例
男性、35歳、身長170cm、体重65kg、身体活動レベル「ふつう」(1.75)の場合です。
基礎代謝基準値 × 体重 22.5 × 65 = 1,462.5 → 1,463 kcal/日(必要量 2,559)
国立健康・栄養研究所の式 1,481 kcal/日(必要量 2,591)
ハリス・ベネディクト式 1,574 kcal/日(必要量 2,755)
ミフリン・セントジョー式 1,543 kcal/日(必要量 2,699)
体脂肪率20%を入れると、除脂肪体重は 65 × 0.8 = 52kg で、カッチ・マカードル式は 370 + 21.6 × 52 = 1,493 kcal/日(必要量 2,613)になります。
同じ人でも、式によって100kcal前後の違いが出ます。
活動レベル別の推定エネルギー必要量(基礎代謝基準値 × 体重)は次のとおりです。
低い(1.50) 1,462.5 × 1.50 = 2,193.75 → 2,194 kcal/日
ふつう(1.75) 1,462.5 × 1.75 = 2,559.375 → 2,559 kcal/日
高い(2.00) 1,462.5 × 2.00 = 2,925 kcal/日
目標体重に60kgを入れると、基礎代謝量は 22.5 × 60 = 1,350 kcal/日、推定エネルギー必要量は 1,350 × 1.75 = 2,362.5 → 2,363 kcal/日 になり、今の体重のときより1日 196 kcal 少なくなります。
注意点
- 計算される値は、集団の平均から作られた推定値です。同じ年齢・体格でも、筋肉の量などによって実際の基礎代謝量には個人差があります。
- 基礎代謝基準値は、参照体重に近い体格の人に合わせた値です。肥満の人では基礎代謝量を多めに、やせている人では少なめに見積もりやすいとされています。
- ハリス・ベネディクト式は、欧米人のデータから作られた式で、日本人では実際より多めの値になりやすいと報告されています。日本人を対象とした比較では、国立健康・栄養研究所の式の誤差が小さかったという報告があります(Miyake ほか、2011年)。
- 妊娠中・授乳中の人は、食事摂取基準で別に付加量が定められているため、この計算には含まれていません。
- 病気の治療中の人や、減量・増量の計画を立てたい人は、医師や管理栄養士に相談してください。
- 入力した値はブラウザの中だけで計算し、送信も保存もしません。
FAQ
どの式の値を使えばよいですか?
日本人の目安としては、大きく表示している「基礎代謝基準値 × 体重」か「国立健康・栄養研究所の式」が使いやすいでしょう。体重が参照体重から大きく離れている人は、身長と年齢も使う国立健康・栄養研究所の式のほうが当てはまりやすくなります。体脂肪率を正確に測れているなら、カッチ・マカードル式も参考になります。複数の式の幅を、おおよその範囲として見るのも一つの方法です。
推定エネルギー必要量は、1日に食べてよいカロリーですか?
体重を今のまま保つために必要なエネルギーの目安です。食事摂取基準でも、推定エネルギー必要量はあくまで参考値として扱い、実際には体重の変化を見ながら食べる量を調整するよう示されています。
目標体重の結果は、減量中に食べる量ですか?
いいえ。目標体重の結果は、その体重になった後に体重を保つための目安です。目標体重まで減らす(増やす)途中にどれだけ食べればよいか、どのくらいの速さで体重が変わるかは計算していません。体重が変わると基礎代謝量や体を動かすのに使うエネルギーも変わるため、実際の体重の変化は単純な引き算どおりにはなりません。目標体重の基礎代謝量も、大きく表示している式と同じく「基礎代謝基準値 × 体重」で計算しています。減量や増量の計画を立てるときは、医師や管理栄養士に相談してください。
18歳未満は計算できませんか?
子どもは体を大きくするためのエネルギーが加わり、身体活動レベルも年齢によって違うため、このツールでは18歳以上に限っています。
体脂肪率はどうやって測ればよいですか?
家庭用の体組成計(体脂肪計つきの体重計)で測れます。体内の水分量によって値が変わるので、毎日同じ時間帯に測ると比べやすくなります。測り方による誤差が大きいので、カッチ・マカードル式の値は幅を持って見てください。
体重をポンドで、身長をフィートで知っています
このツールはcmとkgで入力します。単位変換ツールでcmとkgに変換してから入力してください。BMIや適正体重も知りたいときはBMI計算ツールを使えます。
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